西岡醤油・六代目作右衛門日記

今日はいつになく超マジなブログ書きます。

みなさん「JAS」と聞いて「あっあれね」とか「あー知ってますよ」と自身をもって言える人って正直あま

りいないのではないでしょうか？「JAS」 とはJAPANESE 　AGRICULTURAL 　STANDARDの略で頭文字３文

字をとったものです。日本語では「日本農林規格」となります。農産物加工品を生産されていらっしゃる方

なら、ご存知だと思います。醤油も農産物加工品に含まれますのでこの規格が適用されるのです。西岡醤油

もJAS規格の合格をいただいておりますので、（ただし全商品ではありません）、レッテルにJASのマークが

入っている商品は数種あります。JASのマークが貼られている商品は、JAS法という法律にのっとったきまり

があり、その商品がどのようにして作られたのか、品質管理がどのように行われたのか確実な記録をとって

いかなくてはなりません。いつでも、その情報は取り出せる状態にしていなくてはなりません。

昨今は大変厳しい指導員の検査が続いております。それは食品の偽装表示が大変多く、食の安全への関心が

高まってきているからです。

この１０年間の間に食品の表示に対する、法律がものすごく変わりました。ほんと早すぎて難しすぎて付い

ていけないくらいです。そしてまた一年半の猶予期間をおいて醤油の内容表示が大きく変わります。大きい

大手の会社ならレッテルもあっという間に使い切ってしまうので、印刷をかけるときに変更すればいいので

すが、われわれ零細企業は、一年半くらいではなくならないレッテルもたくさんでてきます。そのときは、

表示のところにシールを貼って対処するしかないのですが、シールを貼る手間がかなりでてきます。

非常にキツイ所ではあります。

表示変更の内容は、原材料表示の順番が変わります。重量順になるという事なのです。消費者に適正な情報

を与える事が一番の目的なので、一番たくさん使っているものから順番を正しくつけるということのようで

す。

大変ではありますが、ＪＡＳ品としての合格基準をクリアーした商品を出していくことはとても重要なこと

ですので、ＪＡＳ認定工場の西岡醤油としては、頑張るしかないなと思っています。